仕事を「合理的に」評価する方法はあるのか?
夕刊フジblogで,「働くな!」―業績上げれば上げるほどリスク高まるという記事があった。
「成果主義」は,社員が手段を選ばず高い評価を得ることだけを考えるようになり,却って仕事の士気がそがれると,アメリカの有力経済学者達も指摘している,などという内容が含まれている。
こんなことは,評価される側の人間から見れば分かり切ったことである。それを社員が上層部に訴えても,「バスに乗り遅れるな」の理屈で,あちらこちらで「合理的・効果的な評価システム」の構築のために多大な労力が割かれ続けている。
公務員さえも成果主義を取り入れようとしている。世論もそれを押している。
アメリカですら問題視されているというのに,この日本で馴染むはずがないのではないか。
日本人には「浪花節」的な考え方が染みついている。「合理的」に人を評価することなど無理だと思うのだがどうだろうか。
| 固定リンク


コメント
私ははじめて働いた会社で上司に言われたことがあります。
「できても目立つな。出る杭は打たれる。仕事はほどほどに。チャンスがあれば逃すな。」と。
夕刊フジのブログを見て吹き出しました。ほんとやね。
その上司は、不倫をして奥さんと別れ、出世街道から外れていました。しかし、本店から組合出のエリートが支店長になり、俄然頑張って、今、本店の取引先課長になっています。その支店長も本店の営業部長。チャンスを逃さなかったわけです。
本当は昔から仕事面では成果主義なのですが、給与面だけ年功序列でした。給与面が担保となって適材適所で頑張れた。今、給与面も企業の論理で成果主義ですね。単に、現経営者が人件費削減したかっただけだと私は思っています。将来的にはその企業、ずたずたになるかもしれませんね。
それを、国までまねをするようになりました。
投稿: レッツら | 2005年11月12日 (土) 21時12分
レッツら さん:
成果主義は,つまりは敵対させ成果を上げさせるものだと思います。
「和を以て尊しとなす」は日本人に適する独特のものではなく,世界普遍の原理ではないかと思います。
もちろん,万能の思想ではなく短所はあります。
しかし,自然界における「ヒト」という種の位置づけを考えるとき,肉体的に決して強くはない我々は「群れ」を適切に維持することが必要不可欠だと思います。
投稿: WontBeLong | 2005年11月13日 (日) 22時52分