« 皇室の側室制度は不可能か? | トップページ | 国民年金の保険料は「掛け金」ではないことをなぜ誰も言わないのか? »

2005年11月26日 (土)

「お客様」は「神様」か?

テレビCMなどで,「お客様のために」などというセリフをよく聞く。
日本では,「お客様」は製品やサービスを提供する側に対して上位の立場にあるという考え方が一般的である。
いわゆる,「お客様は神様」的な考え方である。

「客」は対価と製品やサービスを提供側と交換する者である。両者に上下はなく,対等のはずである。ただ,客は製品やサービスが対価に見合わないと感じればクレームを付けたり他の提供者を選択する可能性があるので,ある程度強い立場にあるとはいえる。
しかし,客が人として上位にあるわけではないので,全ての客の要求を満たす必要はないはずである。ある客の要求を満たすことが他の客に損害を与えることも多い。サービス業においては特に多いと思われる。
日本人は海外において,客に対して提供側が横柄に感じる事が多いだろう。
自分の経験からすると,それは同じ対価を払った客は公平に扱うべきという考え方によるものと思われる場合も多い。
日本では,無理な要求をする客に対して丁寧に応対するために,他の客が待たされるというようなことが多いのではないか。

「客は神」という考えは改め,客と提供側は基本的に対等に接するべきだと思うのだが,どうだろうか。

|

« 皇室の側室制度は不可能か? | トップページ | 国民年金の保険料は「掛け金」ではないことをなぜ誰も言わないのか? »

コメント

「お客さまは神様か?」
まあ、神様ではないですし、人格的な問題とは別なところにあるのも事実です。もちろん上に見る、下に見るということがあってもいけません。

「お客様は神様です」。の意図するところは、「お客様の求めるところを考えましょう。自分たちの論理で商売したら、たちゆかなくなりますよ」ということではないでしょうか。

よくマーケティングの世界では、プロダクトアウト、マーケットインということばが使われますが、「お客様は神様です≒マーケットイン」というのは論理として飛躍しすぎでしょうか。

あと、海外では両極端ですね。妙にホスピタリティがあるところとないところがあると私は感じてました。

思うままにつらつら書いてしまいすみませんでした。
思うままに書いちゃいましたけど、許してください。

投稿: gochiefs | 2005年11月30日 (水) 12時41分

gochiefs さん,
コメントありがとうございます。
>「お客様は神様です≒マーケットイン」というのは論理として飛躍しすぎでしょうか。
三波春夫さんに聞いたわけではないですが,「飛躍」というより「本来の意味」ではないかと思います。
しかし,「プロダクトアウト」,「マーケットイン」,どちらに偏り過ぎても良くないでしょう。昨今のテレビ番組などを見ていると,「マーケットイン」の行き過ぎではないかと思います。といいながら,「ほどほど」と言うのは,実現するのはなかなか難しいことではありますが。
また,「お客様は神様です。」のポーズを取りながら,自分の都合のいいように商売をしようとする人が,大企業から小さな業者まで,かなり多いようにも思います。
ですから,三波春夫さんには申し訳ないですが,この言葉を流行らせたのはちょっと罪ではないかと思います。

それから,「お客様」を「神様」扱いすることと,いいホスピタリティがあることとは,少し違うかなと思います。普通は素晴らしいホスピタリティで客に接していても,ルールやマナーを外れた客には毅然とした態度を取るのが,広い視野でマーケットの要望を汲むことではと思います。

投稿: WontBeLong | 2005年12月 1日 (木) 00時05分

「普通は素晴らしいホスピタリティで客に接していても,ルールやマナーを外れた客には毅然とした態度を取る」

そうですそうです。私もそれはそうだと思います。お客様側も自分をえらいと勘違いしている人は多いですもんね。

私は一般論的に、WonBelongさんは極端な例を戒めるっていう論点でした。ちょっとずれてましたかね。

ほどほど・・・って難しいですよね。中庸の功っていうんでしたよね。確か・・・・

投稿: gochiefs | 2005年12月 2日 (金) 13時55分

gochiefs さん,
中庸,難しいですね。
右や左に寄りかかって歩くことはできても,真ん中を凛と歩くことは難しいです。
それでも,フラつきながらでも真ん中を歩きたいものです。

投稿: WontBeLong | 2005年12月 5日 (月) 21時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/147281/7331751

この記事へのトラックバック一覧です: 「お客様」は「神様」か?:

« 皇室の側室制度は不可能か? | トップページ | 国民年金の保険料は「掛け金」ではないことをなぜ誰も言わないのか? »