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2005年12月30日 (金)

戦争指導者達は責められるべきなのか?

映画「男たちの大和」を観た。また,半藤一利著「日本のいちばん長い日」を読んだ。そして感じたことがある。

先の戦争に関し,八木哲郎氏のブログ記事のように,
>戦争の末期状態になっても戦争をやめる決断ができなかった無能な最高戦争指導部
は責められるべきとする論調は多い。

果たしてそうだろうか。

もう終わろうとしている今年は,戦後60年である。軍隊経験者でご存命の方は,ほとんどが当時二十歳前後以下の方々であろう。
「戦争を知る世代」の方はほとんどが先の戦争に関し,受動的立場であった方々であろう。
昨日テレビで渡邉恒雄氏が首相の靖国参拝を批判するに,「小泉首相は戦争を知らない,自分は元陸軍二等兵だ」と話されていた。
主動的立場であった,例えば軍隊では下士官以上の方々の意見に直接触れることはもうほとんどできない。

「男たちの大和」で見る下士官・士官たちの純粋に国を想う精神,「日本のいちばん長い日」で読む指導者たちの国を守りながら,また,血気盛んな若者たちを抑えながら終戦する方策を探る苦悩,これらからは,それぞれ当事者はそれぞれの立場でそれぞれの信念に基づいて全力を尽くした場合が多かったのではないかと感じる。

戦争を肯定するつもりはない。先の戦争が正しかったかどうか,自分は結論を出していないが,ここでその議論をするつもりもない。

ただ,今の日本人は,政治家,財界有力者や自分を含め,彼らほどの情熱,責任感,道徳心などを持っているとは思えないのだが,どうだろうか。

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» 映画『男たちの大和 YAMATO』 佐藤純彌 [~Aufzeichnungen aus dem Reich~ 帝国見聞録]
<戦後60周年記念作品>と銘打たれた戦争巨編!! 嗚呼、日本男児たるもの、これを観ずにいられましょうか!!! ということで観てきました。うーむ、困ったな。なぜ困ったのかというと、まったくグッと来なかった! のであります。うーむ、 Oh! イッツ・ザ・非国民..... [続きを読む]

受信: 2005年12月30日 (金) 01時30分

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