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2006年1月20日 (金)

「有識者」は首相よりも偉いのか?

しばらく設計強度偽装問題ばかりを書いてきたが,もうひとつの極めて重要な問題,皇室典範改正問題について少し書きたい。
ちなみに,このブログでは過去にも,女性天皇論議をなぜそんなに急ぐのか?や,「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーは本当に「有識者」なのか?などの記事を書いてきた。

小泉首相が,次の通常国会で女系天皇容認への皇室典範改正法案を成立させたいと言っている。

また,三笠宮寛仁親王殿下が勇気あるご発言をされている。

小泉首相は,「有識者会議の結論に沿って」と言っているが,有識者会議に盲目的に従うのであれば,一体政治家は,政府は何のために存在しているというのか。
有識者会議では,単に,現行制度での男系維持可能性を議論しただけで,哲学的な議論はしていないと明言している。男系維持が「可能か?」の前に「必要か?」を議論しなければならないはずである。

我々の遠い先祖たちから,千年以上,もしかしたら二千年以上の永きにわたって日本を日本たらしめてきた国の形に関わる議論を,なぜこんなに拙速に結論付けなければならないのか。

ご自分の立場をきちんとわきまえておられる皇族の方がここまで発言しなければいけない事態になっていることを,政府は,国民はきちんと受け止めているのか。皇族の方々の本心は,女系容認などであるはずもない。一般人の「某家の血統」などとは問題が全く違う。それでも,国民が考え抜いた末の結論であれば異論は唱えないとおっしゃっている。これを聞いて胸が痛まない人がいるのだろうか。

「有識者」に託けて,小泉首相の「やると決めたらやる」という,個人的な信念だけで事が運ばれているようにしか見えないのだが,どうだろうか?

女系賛成論者の人たちも,ただ自分の思い通りになればいいという利己的な考え方ではなく,何が国のためになるかという考え方をするならば,このような結論の出し方には反対するべきであろう。

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コメント

>小泉首相の「やると決めたらやる」という,個人的な信念だけで事が運ばれているようにしか見えないのだが,どうだろうか?

まさにそうですね。単なるエゴだと思います。まったく議論する気もないのに、議論、議論。最後は党議拘束。

さすがに私も冷静さを失いつつあります。

投稿: レッツら | 2006年1月20日 (金) 22時20分

レッツら さん,
そうですね。最近の,皇室典範絡みの小泉首相の言動を見ると,これまでの彼の行動で賛同や理解できることがいくつかあったのも,すべて自分の幻想で,単なる狂気の成せる技かと思ってしまいます。

投稿: WontBeLong | 2006年1月21日 (土) 02時07分

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