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2006年1月 7日 (土)

自衛隊は公安組織と位置付けられないのか?

前記事に引き続き,憲法九条絡みで常々考えていることを書いてみる。

それは,「自衛隊を公安組織として位置付ければ良いのではないか」ということである。

憲法九条は,
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を
 解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
 国の交戦権は、これを認めない。

となっている。
この中の,
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」
「国の交戦権は、これを認めない。」
これらはつまり,
「国と国との争いには武力を使わない」
「軍隊は持たない」
「国として他国と交戦はしない」(基本的に1つめと同じ)
ということであろう。

それでは,
「軍隊は持たず,国内の治安を暴力で脅かす者に対して武力を行使する」
ということは可能であろう。領土内の治安維持のためであれば,「国際紛争」ではないといえる。
相手が外国人であろうが,犯罪者に警察官が武力を行使するのが許されるのと同じことである。(警察官の武力行使は,日本では制約が強いので,自衛隊に関しては現在の警察よりも少し制約を緩和する必要はあるだろうが。)

それならば,自衛隊を限りなく軍隊に近い存在のままにするのではなく,まして「自衛軍」などにするのではなく,「公安組織」として位置付ければ,現行憲法と整合性がとれると考えるのだが,どうだろうか。

(2006/01/17 10:00 加筆)

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