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2006年2月27日 (月)

荒川静香選手の金メダルを日本の誇りと思えるか?

テレビのニュース番組で,外国(おそらくアメリカだったと思う)において,トリノオリンピック女子フィギュアスケートでの荒川静香選手金メダル獲得に関する街頭インタビューを行っているのを見た。
結果を知らなかった初老の女性は,日本選手が金メダルを獲ったと聞いた瞬間に日本人インタビュアーに”おめでとう”と言った。自分が表情から読み取る限りは,社交辞令的に発したのではなく,自然な感情から反射的に出たように思えた。これがとても印象に残った。

日本人に,街頭でアメリカ人ジャーナリストにアメリカ人が金メダルを獲ったと聞かされて,反射的に「おめでとう」と言う人がどれほどいるだろうか。しばし何を答えるか思いを巡らした後に思いつく人は多いだろうが,自然な感情の流れで瞬時に口から出る人は少ないのではないだろうか。
会話の相手の母国の朗報を祝う感情が自然とあふれ出るかどうかは,自身の母国に対する愛着心のようなもの(これを「愛国心」と単純に呼んでよいかどうかはよくわからないが)がきちんとあるかにかかっているように思える。

違った場面でも,多くの外国人と日本人との違いを感じる。外国人は自分の国のことを良く言われると素直に喜ぶのに対し,日本人は否定的な反応をすることが多いように思われる。
これは,日本人らしい謙遜もあるかも知れないが,やはり,母国に対する愛着や誇りを持つ度合いの違いではないだろうか。さらに日本人の多くには,愛着のなさを通り越して母国を卑下するような感情もあるように思われる。このことは,自分自身が若いころに自分と外国人を対照して気づいたことである。それ以来,自分は外国人から日本を褒められるたときには,素直に喜ぶか,ポジティブにその背景を解説したりするようにしている。完全に誤解だと思える場合は別であるが。

教育基本法改正における「愛国心」の扱いが問題になっている。
今の日本の教育に,「愛国心」を養うことがどの程度,またどのような形で必要なのかはわからないが,少なくとも,母国を卑下する気持ちを持たせるような教育はするべきではないと思うのだが,どうだろうか。

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