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2006年3月25日 (土)

「ホテル・ルワンダ」を見て...愛国心とは?

映画「ホテル・ルワンダ」を見た。

ルワンダという国の「フツ族」と「ツチ族」の争い,彼我の違いはほとんどない。言葉も宗教も同じだそうである。それが歴史の流れの中でいがみ合うようになり,おびただしい血が流されるようになる。理性ある一部の個人たちは互いに愛し合えるのに,民族同士の諍いは収まらない。

自分は,世間では賛否両論だが,日本人はもっと愛国心を持つべきだと思っている。それは,社会に貢献しようとする気持ちを育て,皆がお互いを思いやり,国を安定させ,引いては他国民を理解し,尊重することにつながると思うからである。

しかし,自身の属する組織や集団を愛する気持ちが,自身が最終的に属するものは世界(あるいは宇宙か)であることを見失い,ある段階,国や民族,場合によってはもっと小さい集団で留まって先鋭化してゆけば,極めて危険なものとなり得るということを「ホテル・ルワンダ」でまざまざと見せつけられた。それと同時に,それでも人間はそれを乗り越える力を持ち得るという希望も与えられた。

愛国心や民族愛の先にあるものは,平和な世界か,争いの絶えない世界か,それらを分けるものは何なのだろうか?

[記事作成後にTBさせて頂いたブログ]
小泉内閣の支持率が一桁台になるまで 「愛国心明記の教育基本法の是非
帝國愁報 「第59号 「愛国心」を強要する愚かしさ
華氏451度 『「国家」に恩はない
愚樵空論 「[戯言]天命・宿命・運命の三命から愛国心を考える

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コメント

はじめまして。TBありがとうございます。
『ホテル・ルワンダ』、リンク先から予告編を観ました。正直なところ、あまり観たくない映画です。できれば目を背けたい話のようです。けれど、見なければならない映画のようです。人間の「乗り越えていく力」を確認しなくては。


投稿: 愚樵 | 2006年3月25日 (土) 19時42分

愚樵 さん,コメントありがとうございます。
この映画,別に「愛国心」をテーマにしているわけではないのに,勝手に「愛国心」をキーワードに記事を書いてTBをあちこちに送ってしまいました。
しかし,この映画,できるだけ多くの人が見るべきものだとは思います。

投稿: WontBeLong | 2006年3月26日 (日) 00時55分

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「愛国心」とは、国が法律化して求めるものなのだろうか?筆者が今一度「愛国心」とはどんなものであるか、改めて考えてみた。 [続きを読む]

受信: 2006年3月25日 (土) 15時58分

» 「ホテル・ルワンダ」 [共通テーマ]
「売れそうにないから」との理由で日本公開が見送られ、熱狂的ファンの署名活動により、ようやく公開になったこの映画。あなたの思いを語ってください。 [続きを読む]

受信: 2006年3月26日 (日) 20時10分

» 映画「ホテル・ルワンダ」テリー・ジョージ/監督 [スチャラカランナーの日々]
 映画「ホテル・ルワンダ」観て来ました。  この作品は1994年に実際にあったアフリカの国「ルワンダ」で起きた大量虐殺を背景にした作品です。  ストーリーは、2つの民族の対立による虐殺が起こり、外資系の高級ホテルの支配人を勤める主人公は家族を守る過程で多くの難民をかくまう事になり・・・と言う話です。  出演はドン・チードル、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノなど。  わずか100日で100万... [続きを読む]

受信: 2006年3月27日 (月) 08時40分

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