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2006年3月11日 (土)

日本人は空襲による大虐殺の悲劇を忘れてしまったのか?

3月10日は,約10万人が死亡したとされる東京大空襲から61年目だそうである。

明らかに民間人を標的にした,しかも,まず周囲を爆撃して逃げ道をなくしてから焼き尽くすという,非人道的極まりない行為である。
自分は,母から焼夷弾の降る中を逃げまどう経験を何度も聞かされている。
しかし,日本人のほとんど,特に若い人たちは米軍による空襲など知らないか,忘れているか,遠い世界のことのように思っているであろう。

真偽も明らかでない,日本軍による南京虐殺は日中両国においていつまでも問題にされている。
しかし,南京虐殺を事実ではないという論調はあるが,「事実だが正当だ」という論調は自分は聞いたことがない。つまり,真偽は別にして,そのような民間人を虐殺する行為は正当ではないと日本人のほとんどが認識しているということである。
このように,「民間人を標的とした攻撃」という「罪」を憎むことができる気持ちを,日本人は自然に持つことができる。しかし,米軍による空襲という行為をなぜか日本人はあまり意識しない。

「罪を憎んで人を憎まず」という。今さら,韓国や中国が日本に対してするように,アメリカに対して恨み言を言うべきだとは思わない。
しかし,我々の父母や先祖が高い道徳心を持ちつつ非常な苦難を乗り越え,今の社会を築いてくれたことを忘れてはならないと思う。

「人は憎まぬが罪は憎む」ような日本人であり続けるべきであり,また,このような日本人であることを誇りに思うべきだと考えるのだが,どうだろうか。

[関連して拝読したブログ記事]
依存症の独り言「東京大空襲の悲惨を忘れてはならない」

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コメント

コメント感謝。
東京空襲は小生中学3年の時です。
東京から北東約100㌔のI県の拙宅まで燃え滓がふっ飛んで来ました。横浜空襲(?)の時と2回あります。東京方面の空が真っ赤でした。
また小生のすんでいる村も、6月10日の爆撃で小学校が壊滅しました。
隣の海軍の町では、350人近くが防空壕への直撃を受け戦死しています。

投稿: tani | 2006年3月12日 (日) 21時00分

tani さん,コメントありがとうございます。
中学3年ですか,私の母よりも少し先輩でおられますね。私の母がパソコンのキーを叩くなど想像もつきませんが。
母からは,焼夷弾が降り注ぐのは遠目に見ると花火のように綺麗だとか,幼い妹を背負って逃げる途中で渡った橋が直後に焼け落ちたとか,人の肉片はぴょんぴょん跳ねるんだなどの話を聞いており,実体験には及びませんが少しは想像できているのではと思っています。

投稿: WontBeLong | 2006年3月13日 (月) 00時02分

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10万人の市民の命が奪われた東京大空襲から61年たった10日、東京都墨田区横網の都慰霊堂で、空襲と関東大震災の犠牲者の霊を慰める「春季慰霊大法要」が開かれた。 法要には三笠宮さまや石原慎太郎都知事も出席。石原知事が「恒久平和と永続的な安全を実現するため、私たちはより一層の努力をし、戦争の悲惨さと天災の脅威を語り継いでいきたい」と追悼の辞を述べた後、三笠宮さまや遺族の代表が焼香をした。... [続きを読む]

受信: 2006年3月11日 (土) 18時30分

» 風化 [狸便乱亭ノート]
{/note/}{/pen/} 去年の3月10日、あるホームページの「掲示板」に「今日は何の日だか知っている?」 と投稿したら、Kちゃんいう若い常連の女性の方が、 「〝水戸の日〟じゃない?」というコメントを下さった。  8月15日は、毎年コイズミやその他多勢の先生方が、靖国神社に参拝するの、しないので問題が起きるし、甲子園の高校野球でも正午を期して黙祷を捧げるから、日米戦争終結の日ということは大概の人ならわかっていると思う。  ... [続きを読む]

受信: 2006年3月12日 (日) 07時10分

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