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2006年5月29日 (月)

子どもの学力の二極化は格差社会が原因か?

子どもの学力について「勉強ができる子」と「できない子」の二極化が進んでいると感じている人が60%を超え、うち70%近くは「家庭の所得格差が原因」と考えていることが27日、有識者らでつくる「日本の教育を考える10人委員会」(委員長・佐和隆光立命館大教授)の義務教育アンケートで分かった。

とのニュースが伝えられた。

果たして,学力の二極化は所得格差が原因だろうか。

「因果関係」と「相関関係」は異なる。
高所得家庭の子弟の学力が高く,低所得家庭ではその逆だからといって,所得が原因とは限らない。

教育に金をかければ学力が上がるのなら,何十年か以前と比べると子供の学力は飛躍的に上がっているはずなのではないだろうか。

自分は格差社会化は進行していると思うし,その動きには否定的な考えである。

しかし,子供の学力の二極化には,格差社会化も絡んではいるだろうが,もっと他の要因も関係しているのではと考えるのだが,どうだろうか。

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コメント

こんにちは〜

この話題を見る度に思うのは、
学力って結構、遺伝もあるんだろうって思うと、
学力がある人は比較的高収入の人が多くて、
その人の子供がまた学力が高くなるから
収入と学力がつながってるように思えるだけでは?って
思わないでもないんですけど、どうなんでしょう。

ただ、私たちの頃は塾に行かなくても
成績の優秀な人はいくらでもいましたが、
今は学校だけでは不十分で、
塾で補完せざるを得ないなどとも聞くので、
そうだとすれば、
この収入によって学力の差が出るというのも
納得できてしまったりもしますが。。。

長くなっちゃいました、スミマセン。

投稿: hikasu | 2006年5月31日 (水) 15時18分

hikasu さん,
多少の差は出ると思いますが,大きな差は別の要因で付くのではと思います。
あと,本当に効果的な塾などもごく一部にあって,そういうところに行ける子どもも学力は上がるのでしょうが,あくまでごく一部で,大勢には影響ないのではないかと思っています。
ただ,高校以上の公立の学校の学費が高くなるのは問題だと思います。国立大学なんかは,もっと安くするべきだと思います。

投稿: WontBeLong | 2006年6月 1日 (木) 23時09分

お久しぶりです。
自身が教育学部出身なもんでこういう話題には目がいってしまします。

さて、元ネタである義務教育に関する国民アンケート(http://10nin-iinkai.net/data/enq2006.pdf)を見てみると、なにも所得格差がすべての原因であるという聞き方はしていないようですし、
学力の二極化は進んでいてその一要因に所得格差がある、と考えている人が全体の60%強中の70%弱、結局全体で言い換えれば40%くらいいたというふうに捉えるべきだと思いますよ。
これを多いと捉えるべきかどうかは別問題として、アンケートなんて質問の仕方、得たデータの発表の仕方等によっていくらでもニュアンスは変えられるものですし、調査ものの結果や報道というのは特に疑いの目を強めてみるべきだと思います。

ちなみに個人的には価値観の多様化というものが大きな原因の一つだと思っています。
簡単に言えばテストの点が全てではないという考えがより浸透したということです。
そのために例えば今まではあまり意味のなかったことが意味を成すという事態が出てくる。
教育に金をかけるというのもその一つではないでしょうか。
WontBeLongさんの昔の子どもと比べる例えも盲点をついたようなもので面白いのですが、時代が違うといってしまえばそれまでですし。

最後に学力の問題に関連することが話題に上がったときにいつも思うことなのですが、そもそも「学力」とは何なんでしょうか?ということです。
「学力」という概念に対して共通認識が持てていないうちから学力について議論しても堂々巡りするだけではないでしょうか。

投稿: めだか | 2006年6月 5日 (月) 22時43分

めだか さん,おひさしぶりです。試験準備もヤマ場といったところでしょうか。ご検討をお祈りします。

アンケート結果ですが,私もできるだけこういった情報はソースを当たるようにしているのですが,ここのところ時間がなくて,ニュースだけを見て書いてしまいました。
仰るとおり,格差社会が関係していると考える人の割合はそんなに高くないようですが,アンケートの選択肢が「所得の格差によって、子どもの学力に影響が出る」なので,これを選んだ人はある程度強い因果関係を感じているのではないかとは思います。
価値観の多様化,そうですね,ある意味,私もそう思います。「学校の勉強なんて社会で役に立たない」という価値観が広がっているのも原因のひとつではないかと思います。
昔の子どもと比べる考え方は,私は常々考えていることで,自分が子どもの頃に塾に通っていた友人や,今,塾に通っている親戚の子どもの様子などを見ると,金をかけるに値する塾などはかなり少ないだろうと感じています。親戚の子どもの勉強をときどき見てやりますが,塾の効果はほとんど感じられません。
学力の定義を,単に学校のテストで高い点を取ることとしても,親の所得と子どもの学力は,相関はあっても因果関係があることは少ないのではないかと思います。少なくとも今の日本では。
教育システムの整備に,もっと多くの知恵と金をつぎ込むことが,学力の二極化の解消につながるのではないかと思います。

投稿: WontBeLong | 2006年6月 5日 (月) 23時33分

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