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2006年7月17日 (月)

日本人は日本人らしいスポーツマンシップを堅持するべきはないか?

サッカーW杯決勝でのジダン選手の頭突きについて,サッカーの試合で汚い言葉で罵るのは当たり前であるとして,それにカッとなってしまったジダン選手を責める論調がある。
暴力は許されるべきでないのは当然だが,汚い言葉を浴びせて挑発して,軽く頭突きされただけで大げさにひっくり返って見せるマテラッツィ選手の方が,よほど子供じみているように自分には見える。

スポーツは厳しい勝負の世界であって,あらゆる手を尽くして勝つべきであり,日本人は甘い,などという論調があるが,果たしてそうであろうか。

ロサンゼルスオリンピックの柔道決勝で,山下選手と戦ったエジプトのラシュワン選手は,傷めている山下選手の右足をあえて攻めることはしないで敗れた。ムスリムの誇りを持ってそのような戦い方をしたと本人は語ったそうである。
また,テニスには「コードバイオレーション」という反則があり,独り言であっても暴言を吐いたり,地面に対してでもラケットを投げつけたりすると罰則を受ける。サッカー選手のようにコートに唾を吐く選手などいるはずもない。

サッカーW杯は戦争と言われる。ある意味,スポーツの中ではやや特殊な世界ではないだろうか。
それをスポーツ,さらには人としての行いのグローバルスタンダードであるかのように言い,それに馴染みにくい日本人全体のメンタリティを,「甘い」などという陳腐な批判の言葉を以て,それに合わせるべきであるように言うのは,日本人としての品格を捨てて弱肉強食の格差社会へ向かわせようとする者たちの思う壺ではないかと思うのだが,どうだろうか。

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