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2006年9月26日 (火)

「飲酒文化」と「飲酒運転撲滅」を両立できるのか?

飲酒運転問題がいろいろと話題になっている。

世界的に人間社会では,飲酒は重要な文化としての一面を持っているようである。
そう考える根拠は,映画やテレビなどで得た知識がほとんどであるが,まず間違いないだろう。
様々な儀式には酒が付きものであることが多いようであるし,人と人とが親交を深める手段として共に酒を飲むことも多いようである。

我が国でも,地方では杯を交わすのが礼儀とされていることが多いし,交わさないまでも「注ぎつ注がれつ」は常識である。
学生の「イッキ飲み」は無くならないようであるし,神事には必ず杯を受ける場面がある。

「酒とタバコ」はしばしば一緒に扱われるが,タバコは「百害あって一利無し」と言われ,酒は「百薬の長」と言われる。
酒瓶のラベルに「飲み過ぎると健康を害する恐れがありますので,,」などと書かれる日は当分来ないだろう。

飲酒運転に対する罰を強化することも必要だとは思うが限界があろう。まさか酒気帯び運転で死刑にするわけにも行くまい。
また,厳罰化しても「自分には関係ない」と考える人がかなり多いのではないかと思う。
「振り込め詐欺」がこれほど報道されても被害が無くならないのは,テレビなどで見てもそれは「他人事」であり,自身の身に降りかかるとは思ってもいない人が多いせいもあると聞いた。
酒を飲んでも,事故は起こさないと過信したり,検問も見たこともないというような状況では,やはり「他人事」と考える人も多いのではないだろうか。しかも,判断力が鈍っていては尚更である。

「飲んだら乗らない,飲むなら乗らない」は当たり前であるが,理想論を言っている間に起きる事故の被害者に罪はないし,誰もが今日にも被害者になる可能性がある。事故被害も「他人事」ではないのである。

自分は,酒に酔った人間によるトラブルが多いことから,社会はもっと飲酒に対して抑制的になるべきだと考えてはいるが,現実には難しいだろう。
「まあ,どうぞ」,「いえ,クルマですので」,「そうですか」という社会になることは望みが薄いであろう。

厳罰化や啓蒙活動も必要ではあるが,公共交通の整備や,「指名ドライバー」の普及,あるいは代行運転の低料金化などの環境整備も効果としては大きいと考える。
また,今の社会は経済も生活も自動車に依存しすぎていると考える。資源保護,環境保全のためにも,自動車依存社会から,ある程度脱却するべき時期に来ているのではないだろうか。

飲酒が「文化」としてかなり確かな地位を占めている以上,「飲酒運転をしない努力」の負担を軽くすることが極めて重要ではないかと思うのだが,どうだろうか。

[記事作成後にTBさせて頂いたブログ]
公務員のためいき  飲酒運転の撲滅へ Part3
「指名ドライバー」普及への途  厳罰化で飲酒運転はなくなる?

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