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2006年10月 8日 (日)

改革による成長である好景気は本物か?

好景気が続いており,「いざなぎ景気」に並んで戦後最長となることが確実とのことである。

読売新聞に次のような表が載っていた。

        いざなぎ景気  バブル景気  現在
        (65-70)   (86-91)   (02-)

経済成長率   11.5%       5.4%    2.5%
消費支出の    9.6%       4.4%    1.7%
伸び率
所得の伸び率  2.1倍       1.4倍    2%減

自分は「ド素人」なので,この数字から多くを読み取ることはできない。

しかし,好景気と言っても成長率は低いこと,消費支出も所得も伸びていないことは,多くの庶民は踏み台にされ一部の企業の業績が良いことに辛うじて支えられたものということであろう。

所得の伸び率については,上のような読売新聞の表現は意図的に差をわかりにくくしようとしているようにも思える。記述方法を揃えれば,いざなぎは110%増,バブルは40%増,現在は2%減となる。同じ意味の数字ではあるが,印象が違うであろう。

数字はいろいろな解釈ができることが多い。間違いとは言えない範囲で意図的に歪んだ解説を付けることも可能である。
数字で表された情報を見るときは,他人が付けた解説を鵜呑みにせず,自ら判断することが重要である。

いずれにしても,「好景気」とはいっても過去のものとは全く異質であり,「改革なくして成長なし」の言葉を信じた人たちが想定した「成長」ではないことは間違いないのではと思うのだが,どうだろうか。

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