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2006年10月30日 (月)

高校の必修外しを騒ぎ立てるマスコミは高校生たちよりも保身が大事なのか?

高校での必修科目の履修漏れ・外しが次々と発覚していることがマスコミで話題になっている。

第一報と思われる,共同通信配信のニュースでは,

富山県立高岡南高校(篠田伸雅校長)で2005年度、「受験に必要な科目を勉強したい」との生徒の要望を受け、当時の2年生(約200人)の8割に、学習指導要領で必修の世界史の授業をしていなかったことが24日、分かった。

と報道されており,お決まりの「わかった」と書かれているだけで誰がどうやって明らかにしたのか書かれていない。

その後の,たとえば朝日新聞の報道では,

高校卒業に必要な科目の履修漏れが相次いでいる問題で、多くの高校は90年代半ばか00年代前半のいずれかで、「偽装」を始めていたことが分かった。学校によって時期に若干のばらつきはあるものの、94年度から世界史が必修になったことと、02年度から公立学校の完全週5日制が導入されたことが大きなきっかけになったことがうかがえる。

とされており,10年以上前から常態化していたことが伺える。

このようなことが,突然明らかにされ,マスコミが殊更に騒ぎ立てるのは,教育現場に存在する問題を槍玉に挙げて教育基本法改正を勢い付けたいという政権の意向によるものであることは明らかであろう。
単に,これ以上隠すと問題が起こるというような理由であれば,年度末や年度始めなど,教育現場への影響が最小限となるタイミングを選ぶはずである。

この問題は,未履修の生徒にこれから履修させることの負担と,履修させない場合の履修している生徒との不公平を考えれば,全く落としどころの見えない極めて厄介な問題である。
したがって,公表するタイミングには非常に慎重になるべきであるのに,政権は問題の収拾よりも混乱の利用を目論んでいる。

この問題が明らかになって,最も不利益を被るのは生徒たちである。

政権と,それに操られたマスコミの都合のために,多くの将来ある高校生が犠牲にされるのは,一般国民に対して多大な損害を与えることではないかと思うのだが,どうだろうか。

[記事作成後にTBさせて頂いたブログ]
お玉おばさんでもわかる政治のお話 高校不履修問題・・
日本がアブナイ! 高校の不正履修&教育基本法10条の改悪問題 + 祝・日ハム優勝&新庄について思うこと
奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 高校履修詐欺事件。大衆の論調を斬る!

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