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2006年12月19日 (火)

教育基本法が改正され国民は何を警戒すべきか?

教育基本法改正が決定した。

安倍首相は,去年の選挙で郵政民営化の大看板の後ろにこっそり「教育基本法改正」の公約を忍ばせておいたため,「国民が望んでいる」としゃあしゃあと言ってのけたそうである。

改正に対しては賛否両論がある。

「愛国心は是か非か?」と問われれば必要と考えるため,「愛国心」を盛り込むことに違和感を感じない人は多いだろう。
行き過ぎた個人主義や子供の心の荒廃を嘆く人は,公共心や道徳心を身につけさせようとすることに同意するだろう。
あからさまに日教組に対抗するような内容を含むため,日教組を快く思っていない人には受けるであろう。

自分も,愛国心,公共心や道徳心は必要だと思うし,日教組にもある程度批判的ではある。

しかし,今回の改正には反対である。

愛国心を肯定しながら,法改正に反対する人たちの論調には,「強制の要なし」というものが多い。

自分も基本的にはそう考えるが,少し違う。

自分は,場合によっては国民が愛国心を持つことをある程度強要されても構わないと思う。日本国民には愛国心が足りないとも感じているので,多少強制してでも状況を変えたいと思う人がいるのも理解できる。しかし,そのようなことを行えるのは,権力側に全国民の幸福を願い努力する確固たる愛国心があることが前提であると考える。ここでいう「権力」には政府関係者を含む政界の有力者だけではなく財界や官僚のそれも含んでいる。

今回の改正に関して自分が気にかかるのは,権力側に愛国心が感じられないことである。そのような権力の下での,愛国心を始めとする様々な社会貢献の態度を強要するような法令は極めて危険だと考える。

愛国心や社会貢献の態度は,私を犠牲にして公に尽くすことを含むものである。権力に確固たる愛国心がなければ,それぞれの国民の努力は適切に社会に還元されないだろう。

今,国民が国のためにと思って働いたとき,それが等しく全国民の幸福にはつながらず一部の権力者を偏って利するような状況へ向かっているのではないかと思うのだが,どうだろうか。

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