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2007年7月29日 (日)

内閣総理大臣は公僕ではないのか?

参議院選挙の結果が続々と報じられており,自民党は36議席程度の見込みであり,惨敗である。

安倍首相が,テレビ各局の中継インタビューに応じていたが,「選挙の責任は私にある」と言いながら,具体的に口にする言葉では責任を感じているようには聞こえなかった。

「反省すべき点は反省する」と繰り返し,それに対する「何を反省するのか?」という問いに挙げたのは,「事務処理の問題である社保庁の問題」,「政治とカネの問題」,「閣僚人事」であった。

インタビュアーの,「年金問題は安倍首相は悪くなくて社保庁が悪い」という言葉に対しても「はい」と答え,「赤城徳彦農水大臣は党よりも自身のための領収書を出さなかったのが選挙にマイナスだった」という言葉も否定しなかった。

「政策の基本路線は国民に理解されている」とも繰り返した。

つまり,安倍首相自身の評価ではなく,社保庁の職員,カネに絡む問題を起こしたり,失言を発した閣僚などのとばっちりで一時的に巻き起こった逆風のせいで負けたと言っているのが明らかである。

「安倍と小沢のどちらが首相に相応しいか?」と自身で問うておきながら,インタビュアーがその点に言及すると,「これからは,民主党に対して耳を傾けるべき点は耳を傾ける」とはぐらかした。「卑怯」の一言に尽きる。(それにしてもこれまでは耳を傾ける気もなかったのだろうか。)

進退を問われても,「新しい国作りはスタートしたばかりで,それをしっかり進めていくことで責任を果たしていきたい,それが私の使命である」と繰り返した。

わが国の主権は国民にある。首相も国家公務員の一人である。国家公務員に使命を課すのは主権者たる国民のはずである。
今回の選挙結果は,これまで自民党・公明党に擦り寄る人々に操られてきたこの国における革命といってもよい結果ではないだろうか。

安倍首相は,自らを「権力の頂点」と言い放ち,自身の使命は自身で勝手に決めて良いと思い上がるのではなく,公僕として国民の声にもっと真摯に応えるべきではないかと思うのだが,どうだろうか。

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