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2007年9月23日 (日)

『WE法』を『家庭だんらん法』と呼ぶことで国民を騙せるのか?

旧聞になってしまったが,時事通信の記事によると,

舛添要一厚生労働相は11日の閣議後記者会見で、一部事務職を割増賃金の支払い対象から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE)」について、「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」と言い換えを指示したことを明らかにした。その上で、「残業代が出なければ、早く帰る動機付けになる」と評価、働き方の改革の一環として取り組む考えを示した。

とのことである。

ホワイトカラー・エグゼンプションは,表向きは働き方を働き手の自由に任せるということであって,単純に残業代が出ない,すなわち,これまで常態的に残業をしていた人の収入が減るということではなかったはずである。これが,「残業代ゼロ法」と呼ぶことへの反論だったはずである。
しかし,桝添大臣の言っていることは,「働いても報酬がもらえないのなら早く帰ろうということになる」ということである。
つまり,「この法の下では残業をしても報酬は出ませんよ」と言っているわけであり,まさに「残業代ゼロ法」であることを公然と認めたことになる。

このような「脇の甘い」姿勢で,単に呼び方を変えるだけで国民を騙そうとするとは,いかにも国民をバカにした話であり,いくら何でも国民はそんなことには騙されないのではないかと思うのだが,どうだろうか。

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コメント

最初にこの話を見たとき、
「こいつらまだこんなこと通そうとしてたのか・・・安倍内閣終わったな」
とか思っていたのですが、何日もしないうちに安倍首相辞意表明ってなって「もしかしてこれのせい?」なんて思いました。何にせよケチが付いて良かったと思います。
(うやむやになっているのをいいことに強行突破を図っているかもしれませんから、監視は怠れないですね。)

願わくば次の内閣では桝添さんは外してもらいたいです。

投稿: KEI | 2007年9月23日 (日) 08時19分

KEI さん,こんにちは。
経団連とかがあきらめない限り,まだまだわかりませんね。
桝添さんは外してもらいたいですが,今,厚労相は貧乏くじでしょうから,使い捨てにできる桝添さんをまた持ってくるようにも思います。

投稿: WontBeLong | 2007年9月23日 (日) 12時49分

この法案の正式名称は「無賃残業法」ですね。
「障害者自立支援法」も、民主党の正式名称は「障害者自殺支援法」というようです。
そこで一句。
気をつけよう、甘い言葉の 新法案。
(あらま、ココロの一句でした)

投稿: あらま | 2007年9月26日 (水) 08時18分

あらま さん,こんばんは。
「甘い言葉」は権力者がいろんな場面で使いますよね。
一部の人はホントに騙され,一部の人はウソだろうと思いながらも長いものに巻かれていき,結局全体がその方向に行ってしまう。まあ,そういうのが上手じゃないとエラい人にはなれないんでしょうね。

投稿: WontBeLong | 2007年9月27日 (木) 01時17分

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