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2008年3月 2日 (日)

道路建設の優先順位を適切に決定するために必要なのは国民の理性ではないか?

道路特定財源などに関する国会での議論で,道路整備の優先順位が政治的に決められているのではないかと政府が追及されていたが,全くの茶番である。
そんなことはわかりきったことである。

そうであるから,各地方自治体の首長は,ガソリンの暫定税率の廃止に賛成できないのである。一部の自治体だけが賛成したら,もし暫定税率が廃止されたとき,その自治体が真っ先に予算を削られるのは目に見えている。

何かに付け,この国は官僚支配だと言われるが,小泉政権時を振り返れば,政府が決めたことには官僚は逆らえないのがよくわかる。
首相が断固としてやると言えば,官僚は従わざるを得ないのである。この国のシステムはそうなっている。
小泉氏とは逆に,官僚を利用して地元を潤そうとする与党政治家の意向にも官僚は逆らえないため,官僚は与党政治家の地元に都合の良いような予算配分を行う。

それにも関わらず,実質的に官僚支配の部分が大きいのは,政治家に官僚を統率する気概も能力も覚悟もないからだけである。

河野洋平氏の父親である河野一郎氏は,建設大臣のときに,東京オリンピック開催を目前にしての渇水を解決するために,荒川から取水して東京へ送る工事を,官僚の反対を押し切って実行したという。
また,国際会議場建設にあたり,京都が相応しい場所であると,地元の箱根からの要望を聞かずに京都に決めたとのことである。

才覚と度胸があれば,官僚にも地元にも迎合しない政治は可能なのである。

確かに,官僚側には国を意のままに操ろうとする意図もあるだろう。
しかし,政治家が票集めと政争しかできないのに,官僚が政治家の支持に従うだけの能力しか持っていなければ,国の運営はどうなるのだろうか。
官僚支配は,必要悪と言えるのではないだろうか。
そして,それを打破するためには,有能な政治家が必要であり,有能な政治家を選ぶのは国民である。
結局,政治に無関心であったり,自身の目先の利益をもたらす政治家に票を投じる国民が,無能な政府と官僚支配を生んでいるのではないだろうか。

この国の政治を国民の手に握るためには,国民のひとりひとりがこの国のことをきちんと考えることが何よりも重要なのではないかと思うのだが,どうだろうか。

なお,機会があれば改めて書きたいと思うが,そのためには教育が重要であり,また,自民と民主の大連立などはあってはならないと思う。

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