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2008年4月20日 (日)

鳩山邦夫氏は法相として不適格ではないか?

鳩山法相が次々と死刑執行命令書にサインしている。

先日,テレビ局のインタビューに対して,
「それぞれのケースをよく吟味して,執行すべきか決定している」
「サインする前に,先祖の墓に参ったり風呂に入って身を清めたりしている」
というように,自らの信念に基づいた行動のように話したかと思うと,
「世論の多数が死刑反対になったなら,違う行動をとる」
とも言っているのを見た。

鳩山氏が,確固たる死刑存置論者ならば,それはそれで,賛同はしないが理解はする。

また,「法相はあくまで政府の機関の一部であって,淡々と役目を果たすのみ」という考えならば,
これも同じく,賛同はしないが理解はできる。
鳩山氏自身の発言の通り,一種の「ベルトコンベア」である。

しかし,彼の発言は,そのどちらともとれる曖昧なものである。
要するに,自信の立場について,深く考えてはいないことが見て取れる。

そのような人物を,大臣,しかも法相に就かせるのは不適切ではないかと思うのだが,どうだろうか。

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コメント

鳩山法務相の適任性をと言われると?マークになる人は多いでしょうね。
ただ、今までの法務大臣も、死刑執行に関しては、あまりにも無責任であったとも思えます。

投稿: 仮)山田二郎 | 2008年4月22日 (火) 17時55分

仮)山田二郎 さん,こんばんは。
まあ,たまたま法務大臣に任命されただけの政治家には責任が重すぎるかも知れませんね。
それにしても,精一杯それを受け止めようとはしてもらいたいものです。

投稿: WontBeLong | 2008年4月22日 (火) 22時44分

>しかし,彼の発言は,そのどちらともとれる曖昧なものである。
>要するに,自信の立場について,深く考えてはいないことが見て取れる。
死刑廃止という「確固たる信念」とやらから「死刑執行命令書に署名しない限り死刑は執行できない」という規定を「拒否権」として悪用した杉浦正健氏などと比べればよっぽどマシかと思いますが?

>「世論の多数が死刑反対になったなら,違う行動をとる」
この発言は(彼の真意はともあれ)法務大臣としては正しい発言だと思います。
「世論の多数が死刑反対になったなら」、その世論を受けて選挙で選ばれた立法府は刑法から死刑の条文を消すからです。その時に「死刑存置の信念に基づいて死刑を執行する」などと言う事は許されません。

・・・まあ僕も鳩山大臣は言葉は軽いし失言も多いしでどうかと思うクチなのですが、いわゆる「ベルトコンベア」提言は高く評価しております。
(自動化というよりも、刑事訴訟法475条を強化して故意に死刑執行を遅延させることについて罰則規定を盛り込めば良いのでは、と思うのですが)

それでは。ここ数日の山口県光市の事件の被告人についての報道を見るたびに「こいつの死刑執行命令書に署名するまでは鳩山さんが大臣をやっていてほしい」などと思ってしまうKEIでした。

投稿: KEI | 2008年4月23日 (水) 22時43分

KEI さん,こんばんは。
> 杉浦正健氏などと比べればよっぽどマシかと思いますが?

う~ん,コメントしづらいですが,彼に関しては任命したのが間違いだと思います。私は基本的に死刑廃止論者ですが,だからといって現行の法体系下で,公然とそれに反対する人を大臣にするのには賛同しません。と思いつつも,その間だけでも執行がストップするのは,悪いことではないかとも思い,考えがまとまりません。

> この発言は(彼の真意はともあれ)法務大臣としては正しい発言だと思います。

話の流れから見て,正式に死刑が廃止されることを前提にした言い方ではなかったと思うので,やはり自身の信念に基づいて行動し,世論の評価を受けるべきかと思います。

光市の件では,いろいろ書きたいことがあるのですが,ちょっと時間が取れません。できれば近いうちに書きたいと思っています。

投稿: WontBeLong | 2008年4月24日 (木) 01時10分

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