2006年4月 8日 (土)

「愛国心教育」か「忠国心教育」か?

近所の小学校で入学式があった。
配られた教科書が入れられていた紙袋に、以下のような文章が印刷されていた。

保護者の皆様へ
お子様の御入学おめでとうございます。
この教科書は、義務教育の児童・生徒に対し、、国が無償で配布しているものです。
この教科書の無償供与制度は、憲法に掲げる義務教育無償の精神をより広く実現するものとして次代をになう子供たちに対し、我が国の繁栄と福祉に貢献してほしいという国民全体の願いをこめて、その負担によって実施されております。
一年生として初めて教科書を手にする機会に、この制度にこめられた意義と願いをお子さまにお伝えになり、教科書を大切に使うようご指導いただければ幸いです。
文部科学省

書いてある内容そのものについては、自分は大いに賛同できる。
しかし、文章全体が醸し出す印象が、「愛国」というよりも「忠国」に近いようにも思える。
では、例えば自分でこの文章を書き直すとして、どのように書けばよいかわからない。しかし、「何となく」としか言いようのない理由で、上のような印象を受ける。
「愛国心教育」に警戒感を持つ人たちは、このような「印象」に警戒感を持つのかも知れないと感じた。

自分は愛国心教育は必要だと思う。しかし、このような文章を読むと、政府が現在取り入れようとしている愛国心教育がどのようなものなのか、やや疑問を感じてしまう。

国民がもっと真面目で優しくなるために、愛国心は必要だと考えるが、全体主義的な方向へ向かうのは極めて危険だと考える。

政府は、また国民はどの方向へ向かおうとしているのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)